座布団一枚、独り言。

中の人の独り言

チャンネル開設と笑点と

はじめに

 こんばんは。笑点傑作選chの中の人です。本当はコミュニティの方が良いとは思うのですが、いかんせん長くなりそうなことや、そもそも自分自身の思考が表に出過ぎるのも良くないと思い、このような形にしました。

 動画単体とはあまり関係の無い話ですが、どこかに書いておいた方が良いだろうと思い記事を作成しました。

チャンネルを作った経緯

 自分が笑点傑作選chを作成するに至った理由はシンプルです。「簡単に見返せる形でアーカイブしておきたいと思った」ということです。

 元々は眠れない夜に「お笑い好きならこれも好きだろう」というような形でYouTubeのオススメに出てきた笑点の動画を見つけたのがきっかけで、上がっている動画をひとつひとつ見るようになりました。中には個人的に好きな回ややりとりがあり、それらはクリップとして残すような形で見返していました。

 ただ、いかんせん番組をフル尺でアップロードしている動画なので、定期的に削除されては、別のアカウントからアップロードされるような形で、気が付いたら見返すことが出来なくなるということがしょっちゅうありました。

 そんなこともあって、「自分の手元に残しておこう」と思い、切り抜きなどを行うようになりました。

 ただ、そうやって作成した動画も、PCならPC、スマートフォンならスマートフォンの端末に入れておかないとアクセスが難しい。クラウドサービスを使うにも容量を使う。それに、折角まとめたものを自分の手元だけで終わらせるのもなんだかもったいない。そんなことからチャンネルを開設し、動画をアップロードするようになりました。

どうせなら愛のあるチャンネルにしたい

 これをお読みの方の中には「途中に不自然な音楽と映像が入っている笑点動画」を見たことがある人がいるかもしれません。あれは何も嫌がらせでやっているわけではなく、恐らくは「ああしないとアップロードできない」のだと推察しています。

 YouTubeには以前に権利関係などで削除された動画と、同内容動画のアップロードを自動ではじく機能が付いています。あの音楽と動画は、その機能から避けるためについているものではないかと思うのです(真相は実際のチャンネル管理者に聞かないと分かりませんが)。

 しかし、その音楽の挿入箇所は大抵回答と回答の間。動画として凄く見づらい上に、内容のことを考えていないようなものが多いです。日本語も怪しいチャンネルが多かったり、過去の動画が海外のものだったりすることから、何らかの意図をもって「人気のあるコンテンツ」をそのまま流用しているという可能性が高い。

 需要はある。だから捨てアカウントのようなものでアップロードする。チャンネルを作った以上、どうせなら、それらのチャンネルとは違う。もっと笑点の良さを伝えるチャンネルにしたらいんじゃないか。そんなことも考えました。

予想以上の反響と反発

 ありがたいことにこの記事を書いている段階で笑点傑作選chは12,000人を超える登録者数を数えるチャンネルとなりました。他にも趣味程度に運営しているチャンネルはありますが、ここまでの登録者数を抱えたことは無く、嬉しさというよりは驚きが大きい状態です。

 しかし、チャンネルが大きくなると当然様々な視聴者が現れます。指摘を受け、ざっと確認し削除をしましたが、スパムコメントがついたり、脈絡のないコメントがあったり、もっとこんなまとめがあるべきだというコメントもあったり、果ては(当たり前といえば当たり前ですが)違法利用に対する批判もありました。

 正直、全てにお答えすることは出来ません。コメントは目を通してはいますが、抜けもあると思います。ハートに関しても、チャンネルに対するお祝いのメッセージ以外はつけることを極力避け、(特に笑点という番組に関する感想は)良いも悪いも無しに両論併記状態にしておきたいという思いがあるため、あえて触っていません。

 ただ、ひとつだけ。正直なことを言えば視聴者も含めて「よろしくないチャンネル」であることはお分かりいただけてると思いますし、自分もそれは承知の上です。

 少し個人的な話になるのですが、自分は笑点傑作選ch以外のところでも創作活動(自前の物です)をしている身です。そんなこともあって、ある程度「著作物と権利」という部分に関しては持論があります。

 その上で、「番組をフル尺でアップロードするのは間違いでである。しかし、番組を知ってもらうために、切り抜いた小ネタなどをアップロードすることは宣伝になりえる」という主義の元動画の作成をしています。

 もちろん、賛否があることは承知の上です。ただ、想定してほしいのです。もし仮に、現在上がっている笑点の動画が全て削除されたとして、番組そのものにどれくらいの益があるか。そして、それによって「知られない」という不利益がどれくらいあるか。自分はそこを考えた上で「一定の切り抜きは宣伝になるのではないか」と考えています。

 実際に、チャンネルを運営するまで自分はhuluで笑点を見ることが出来るという事実を知りませんでした。コメントの中には「笑点という番組を知らなかった」というものもあります。これらを掘り起こすという意味で、消して有害無益ではない。自分はそう考えています。

チャンネルの今後

 本日、プレミア公開の設定がされていた動画が全て公開状態となり、表に見える形では新たな動画が投稿されるかどうかが分からない状態となっています。一応現段階で予約投稿状態になっている動画はいくつか存在するため、それらの公開はしていくつもりです。

 その後に関しては現状未定です。一応、歌丸師匠と円楽師匠のやりとりに関しては公開してきた動画と似たようなものをある程度作成しているため、再び公開することも出来ますが、それをどのタイミングで公開するかは考え中です。多分公開するとは思いますが、気長にお待ちください。

 上記の通り、チャンネルは自分の想定をはるかに超えて大きくなりました。そのことについてはどちらかといえば戸惑いが大きく、正直に言えば舵取りを含めて悩むことも多くなりました。

 最初に書いた通り、自分は眠れない夜に笑点の動画を漁って、久しぶりに「笑点って面白かったよな」と思い出しました。そんな経緯もあって、落語にも少し興味を持ち、当チャンネルでも笑点大喜利メンバーの落語動画をリストにしてまとめたりもしました。

 これからも、チャンネルはあくまで、当初の行動原理通り「自分の見たいもの」をまとめていくと思います。ただ、その中で、「笑点って面白かったよな」と過去の思い出に浸って貰ったり、「こんな番組があったんだ」と知って貰ったり、「久しぶりに見てみようかな」と今の笑点を見るきっかけになったり、なんらかの楽しみになったらいいなぁと思っています。

おわりに

 長文になってしまいました。これを全部読んでくれる人がどれくらいいるのかは分かりませんが、コミュニティにそのまま出すのは違うだろうと考え、ブログという形でしたためました。

 とめどない話になってしまいましたが、一応「こういうことを考えてるんだよ」ということを頭の片隅にでも置いておいてもらえると……いや、いいかな。なんかブログで長々と書いてたなぁくらいのことを覚えておいていただけると幸いです。

 それでは、また、機会があれば。

 

※先日購入しました